わたしの渡世日記 上

高峰秀子 朝日新聞社 1976年 第5刷

わたしの渡世日記 上

引退後に書かれた高峰秀子の女優人生の思い出。(これを書いた時点では、人生のうちで女優でなかったのはほんの数年だけだったなんて!)
多忙だった子役時代の生活、母とのエピソード、戦争の時代の仕事、数々の映画人とのかかわり、スキャンダル。
のびのびとした明るい口調で書かれていはいるけれど、内容はきびしくはげしい。
これが昭和の女優の芯のつよさ、おくゆかしさというものなのだな、と思いました。

学校へゆかなくても人生の勉強はできる。私の周りには、善いもの、悪いもの、美しいもの、醜いもの、なにからなにまで揃っている。そのすべてが、今日から私の教科書だ

(本文より)

学校をやめたときの彼女の胸のうち。まだ10代にして家族をしょってたつ。

四六判。346p

価格
250円
状態:
並。背がかなり色あせています。