真剣師小池重明

団鬼六 イースト・プレス 1997年 第9刷

真剣師小池重明

副題は「"新宿の殺し屋"と呼ばれた将棋ギャンブラーの生涯」

真剣師ということばを知ったのは、最近のこと。実は「ハチワンダイバー」からです。賭け将棋をするひとのことなんですね。
賭け事はやらないし、将棋もコマの進め方を知っている程度なのに、この本はおもしろい。
どちらか、あるいは両方やる人にはもっとおもしろいのではないか、と思うとちょっとうらやましい気もします。

まわりにいる人はたまったもんじゃないのでしょうが、読んでいるとどうしても憎めない。大酒飲みだし、女癖は悪いし、将棋は強くてもプロでなくてギャンブラー。ダメ男もいいところ。なのですが、こういう人のことを書いた本が好きでついつい手が伸びてしまいます。

最後に小池重明の遺書が載っています。この後に及んで酒のことや競輪のことを言うなんて!と思うけど泣けてしょうがない。それまでの団鬼六の文章はさすがだなと思います。

四六判、318p

価格
400円
状態:
並。帯はスレ傷あり。