ひとりぼっちの日本百名山

佐古清隆 集英社 1988年 初版

ひとりぼっちの日本百名山

約10年の間に日本百名山完登(うち88座は単独行)した著者による山行記。もうデータとして古いので、ガイドブックとしての価値があるかというとあまりない本ですが、なんだか味わいがあって好きな一冊。あまり単独行はすすめられたものではないし、著者も前書きで「うしろめたさを感じている」と述べている。私も一人で山歩きをするときにはそんな感じ。不安なく歩いているときには、計画変更も自由で、歩きながらとりとめもない考えごとをしたりできていいなと思う。

寝袋の中で目をつぶる。多分、平ガ岳を中心にして半径数キロの範囲に、人間はだれもいないのではないかと想像する。地球に間借りしている自分、を考える。

(本文より)

繰り返すようだけど、単独行はあんまりすすめられたものではない。でもやっぱり時々は「自然と自分」という組み合わせの中で独り居を楽しむ時間もいいのですよね。百名山とは言わずとも、近所の緑ゆたかな公園に”単独行”、水筒にコーヒーでもつめていけばそれも冒険だと思うのです。

210mm×148mm/254p

価格:
100円
状態:
並下。表紙全体的にヤケ。

となり町戦争

三崎亜記 集英社 2006年 第10刷

となり町戦争

アウトレット商品です。単品でのご注文はお受けしておりません。ほかの本とご一緒にどうぞ。

市役所職員のかたわら2004年にこの作品でデビュー、第17回小説すばる新人賞を受賞。

ある日自宅に届いた町の広報紙により「僕」は、自分の住む町ととなり町との戦争の開始を知る。 しかし戦争といっても、戦闘がおこるわけでもなくいたって普通の日々。ある日「僕」は「敵地偵察」の係に任命される。

いちばんびっくりしたのは、作者の三崎亜記が男性だったこと!名前からして女性だとばっかり……。

四六版、196p

価格:
100円
状態:
上。表紙本文ともに状態良。

人生の教科書「よのなか」

藤原和博 宮台真司 筑摩書房 1999年 第二刷

人生の教科書「よのなか」

アウトレット商品です。単品でのご注文はお受けしておりません。ほかの本とご一緒にどうぞ。

はたらくこと、はたらかないこと、はたらいて得るお金のこと、はたらきかたのこと。そして生き方のこと。 第5章の宮台真司の「意味なき世界をどう生きるか」これはおもしろかった。

先日読んだ、村上龍の「希望の国のエクソダス」とあわせて、現代の希望がどこにあるのかとか、子どもたちに何を伝えていきたいのか(それはつまり、自分が何を大事にしているのか明確にすることだ) を考えているところ。私はどちらかというと「世界は無意味。でも人生はそこそこ楽しい」と考える派。 こんな腐った世のなか、と思うけれども、毎日ローズマリーに水をやり、コーヒーを入れて本を読むような日々が気に入っているのです。生まれたんだから生きていかなくちゃ と思うから。ここらへんのことは本編と関係ないのでそのうちに別で書けたらと思う。

A5版、246p

価格:
100円
状態:
並下。表紙ヤケ。本文はおおむねきれいです