世界のメルヘン6 イギリス童話(3) 銀のうまと木馬たち

- 講談社 1981年 第1刷

世界のメルヘン6 イギリス童話(3) 銀のうまと木馬たち

店主思い入れたっぷりの、「世界のメルヘン」の第6集です。表題作「銀のうまと木馬たち」はクリスマスのおはなし。読んでいるうち、ちいさな私はいつだって木馬たちと雪の中をかけていたんでした。
「トムは真夜中の庭で」などが代表作のフィリパ・ピアスの、こちらもまた子ども夜のおはなし「夜のよなかに」。読めばおなかがすくことうけあいです。とてもたのしい処世術も教えてくれます。生活感があるというか、描写が適当でなくてちゃんとリアリティがある。だからわくわく読み進められたんだなあ、と今ごろになって感心。
さいごのアリスン・アトリーの「メリーゴーラウンド」も幻想的。挿絵もひきこまれます。文中の「おとなになると、ものを本気でしんじるってことが、なくなっちゃうんだもの」という少年のことばにどきり。

  • 「銀のうまと木馬たち」アーシュラ=ウィリアムズ
  • 「のぞんでいたものはすべて」ジョーン=エイキン
  • 「ポールの話」メアリー=ノートン
  • 「夜のよなかに」フィリッパ=ピアス
  • 「はちみつの大すきなおうむ」リーラ=バーグ
  • 「メリーゴーラウンド」アリスン=アトリー
訳:掛川恭子、八木田宣子
挿絵:三木由記子、新井苑子、徳田秀雄、西村保史郎、かみやしん、鈴木博
編集:安藤美紀夫、内田莉莎子、神宮輝夫、矢川澄子

タテ283mm×ヨコ224mm 113p

価格:
1200円
状態:
箱入。の状態は並上。本は美。

世界のメルヘン5 イギリス童話(2) ねがいのかなう魔法のほね

- 講談社 1981年 第1刷

世界のメルヘン5 イギリス童話(2) ねがいのかなう魔法のほね

箱入り、本の表紙には金色の箔押し。店主の非常に思い入れのある本です。子どものころにせがんで買ってもらって読んでもらって(ひとつひとつのお話が案外長いので、読まされた母にとってはたまったもんじゃなかったでしょうけど)そのうち自分でも繰り返し読んで、手放せずに今でも大事に持っています。
仕入れでみつけたときには感激しました。
大人になってから読みなおして、収録されている話はもちろん、翻訳者も挿絵も、 編集のメンバーもそうそうたる面々だとわかっておどろきました。
作り手から子どもたちに、親たちに、思いを伝えようという全集だと思います。

  • 「ねがいのかなう魔法のほね」チャールズ=ディケンズ
  • 「白いねこのひみつ」イーディズ=ネズビット
  • 「ピーターと魔法のほうき」ローズ=フィルマン
  • 「ひょうにはなぜ まだらもようができたのか」ラドヤード=キプリング
  • 「岩の上の宮殿」リチャード=ヒューズ
  • 「すばらしいお話」キャサリン=シンクレア
訳:掛川恭子、八木田宣子
挿絵:中沢潮、徳田秀雄、鈴木博、かみやしん、若菜等
編集:安藤美紀夫、内田莉莎子、神宮輝夫、矢川澄子

タテ283mm×ヨコ224mm 113p

価格:
1200円
状態:
箱入り。箱の状態は並上。本は美。

ヒルベルという子がいた

ペーター=ヘルトリンク・作 上田 真而子・訳 偕成社 2004年 改訂版28刷

ヒルベルという子がいた
「ヒルベルって、ほんとうにいたんですか?」
わたしがこの話をして聞かせると、子どもたちは、そうたずねます。
ーーうん、いたんだよ。だけど、ヒルベルって子が、ほんとにいたかどうか、そんなことは、それほどだいじじゃない。だいじなのは、 ヒルベルのような、病気や施設でくらさなくちゃならない病気の子どものことを、きみたちが知るということなんだよ。

(著者あとがきより)

いい子ってなんだろう、障害ってなんだろう、福祉ってなんだろうと読むたびに考えさせられる本。
障害をもっている子、家庭のない子の暮らす施設にいた「ヒルベル」と呼ばれているある子どもの物語。
障害を持っている子どもに対して「けなげだ」「がんばっている姿が胸をうつ」という使い古された言葉。 ほんとうにそんなきれいなものなのだろうか。 それはあまりにも上からものを見ていないか。ほんとうにそれはひとりの人間として見ているのか。
ヒルベルはどこにだっている可能性のある、ひとりの子どもなのだ。

四六版、134数 巻末解説・河合隼雄

価格:
150円
状態:
美。裏表紙に少し糊の跡のような汚れが残っています。それ以外状態は良。

雪のふる夜

宮本多命・文 江口まひろ・絵 講談社 1983年 第2刷

雪のふる夜

クリスマスの夜に、売れ残ってしまった人形の「ひなげしちゃん」が
「『大すきなおともだち』っていって、あたしを ぎゅっと だきしめてくれる」
はずの女の子を探しにいくお話です。

実は、店主が子どものころにクリスマスにプレゼントされてお気に入りだった本。
表紙を開くと光に反応して「きよしこの夜」のメロディーが鳴るのでした。
今では電報でもグリーティングカードでもメロディーが鳴るのは珍しくありませんが、 当時はほんとうにめずらしく、おもしろくて何度も表紙を開いたものでした。
見開きには「本邦初の音の出る絵本」と書かれています。
現在絶版となっています。

22cm、23p。メロディーブックですが、古いためオルゴールはもう鳴りません。

価格:
2200円
状態:
並。経年の割には良い状態です。見開きにはヤケあり。

あの道この道

吉屋信子 国書刊行会 2004年 新装版第一版

あの道この道

挿絵は須藤しげる。
昭和初期に「少女倶楽部」に連載され、当時の乙女に大人気だったのが、数年前に「冬の輪舞」というタイトルでお昼のドラマに なりました。
今読んだってやっぱりどきどきして先へ先へと読みたくなる本です。

A5版 393p

価格:
600円
状態:
並上。帯はないのですが、帯があったあたりだけ退色がなく、色に若干違いがみられます。

まほうのレンズ

リチャード・ヒューズ 岩波ようねん文庫 1979年 第一刷

まほうのレンズ

イギリスらしい、風刺がきいて愉快な物語が9篇。
子どもに話して聞かせたのがもとになっているとのことですが、子どもがわくわくして聞いているのが目に見えるよう。 挿絵は井上洋介。

「庭師を白いゾウたち」「みどりいろの顔をした男」「でんわからでてきた子」「ガラスだまの国」 「クモの宮殿」「三げんの宿」「まほうのレンズ」「年とった女王さま」「学校」を収録。

訳:矢川澄子。A5版 94p

価格:
300 売り切れです
状態:
並。経年劣化による紙のヤケはありますが、子どもの本にしてはきれいです。